闇が深いコピルアックを焙煎して飲んだよ!驚きの味や値段!画像あり

闇が深いコピルアックを焙煎して飲んだよ!驚きの味や値段!画像あり

こんにちわ。スグルです。

今回は幻のコーヒー、コピルアック(コピルアク)について書きます。

飲むのですら困難な伝説のコーヒーなのに、縁あって焙煎もできました。

とても貴重な体験ができたので、記念に記事にしよう!

衝撃の味!?や値段などに迫りたいと思います^^笑

実は闇が深いコーヒーでもあるんです・・

コピルアックとは!?

 

コピルアック(コピルアク)とは、インドネシアのコーヒーで、ジャコウネコの糞から取り出される貴重なで高価なコーヒーです。

糞!!

そうです。ウンチコーヒーです。

インドネシアといえばファンの多いマンデリンという豆が有名ですね。

意外に知らない方も多いかもしれませんが、インドネシアは世界有数のコーヒー生産国です。

赤道付近ってコーヒーベルトとよばれ、コーヒー生産(栽培)に適しています。

ちなみにぼくの住む小笠原も、コーヒーベルトの北限で、生産が可能です。

インドネシアのコーヒー生産は世界第3位。

1位は予想通りブラジル、2位はベトナムです。

コロンビアとかグアテマラとか多そうですけどね・・

コピとはコーヒーのことで、ルアックがジャコウネコ。

インドネシアのジャコウネコが、良質なコーヒーの実を選んで食べ、腸内で発酵したものになります。

映画「かもめ食堂」や「最高の人生の見つけ方」などでも登場して話題になりました。

ジャコウネコのうんこを拾い集め、綺麗に洗い、乾かし、焙煎して飲みます。

汚いとおもわれがちですが、最初コーヒー豆はパーチメントと呼ばれる殻に包まれています。

そのバーチメントの状態で排泄され、洗って焙煎時には脱穀。

つまり、うんこと直接触れてるわけではないんですね。

なんだかオランダの植民地だった時代、良質な豆はオランダ人が持って行き、コーヒーを飲むことを禁止されていたインドネシア人は仕方なくジャコウネコのうんこからでてきた豆を飲んだらマジで美味かった・・

みたいな話だったと思います。

コピルアックの値段がヤバい

1匹のジャコウネコからほんの3グラムしか採れないことなど、レア要素があり、高額なコピルアク。

コーヒー界ではトップクラスのお値段となっております・・

なんと1杯8,000円。

それなりのホテルのラウンジとかだと、このくらいの値段。

日本のコーヒー屋さん、専門店などでも3000円はします。

1杯3.000円のコーヒー、飲みますか?

ぼくはコーヒー業界もワインみたいに適正な価格になってほしいので、安売りしないで欲しいと切に願っております。

豆の購入でも、100gで大体5000円はしますね。

年間300kgくらいしか流通してないそうなので、そりゃ高くつくでしょう・・

焙煎する機会をもらえた!

 

さて、島のお友達から「焙煎して欲しい豆がある!」と連絡。

たまに生豆持ってきてくれる方います。

全然焼きますが、量が少ないとどこがベストなポイントかわからないので勘になってしまうところが残念。

今回友人のTちゃんが持ってきてくれたのはブラジル500gとコピルアック200g。

「コピルアック?なんか猫のやつ、あるから焼いて欲しい」と言われ、ぼくはかなり興奮・・

そりゃそう。自分じゃ買えないくらいの高い豆ですから・・

小笠原は旅人が集まる島なので、みんな色んなとこに友達がいます。

Tちゃんもインドネシアにすんでる友達が送ってきてくれたそう。

ラッキーーー!!

焼きます!

200gは1発勝負になってしまうけど、しょうがない。

実際に焼いてみた

さて、生豆はこんな感じ。

お〜。なんかちょっと違いますね

 

なんか面白いのが、この生豆時点での匂い。

アジアン雑貨屋さんみたいな匂いがします。笑

ほんと、アジア系の雑貨屋さん行くと匂う、あのちょっとスパイシーでお香のような、なんか木のぬくもりっぽい感じで、落ち着くような・・

この生豆の時点でなんか楽しかった。

見た感じアラビカ種の豆でしょうか。

コーヒーには大きく分けてアラビカ種とロブスタ種があります。(ロブスタはカネフォラ種とも言います)

アラビカはコーヒー屋さんで使われるような味が良いやつ。

ロブスタは缶コーヒーやインスタントコーヒーに使われる、味がよくないけど大量生産できるやつ。

ロブスタ種は病気などに強く、あまり手がかからずにいっぱい作れるんですが、味わいは残念。。

まぁ、缶コーヒーは缶コーヒーで成り立っているわけですし、いいか。

最近ではロブスタもなんか盛り上がっているみたいですね。

ジャコウネコが食べるのも、質のいいアラビカ種の方を食べたコピルアックの方がさらに素晴らしいフレーバーになります。

さて、さんざん悩んだ結果、インドネシアの豆ってことで深めに仕上げることにしました。

目安は2ハゼピーク。フルシティからフレンチあたりで狙います。

焙煎は200gなんで火加減に気をつけないと強くなりがち。

焙煎データは以下↓

1ハゼ10:40〜13:00
2ハゼ13:45〜
終了 14:30

長い!

ミスった。ミスってないけどミスった。

200gなら12分くらいで終わりたいところ。

しょうがない・・
実力とはこういうもの。

焙煎は2ハゼピーク、いつもマンデリンとかトラジャ(両方インドネシアの有名な豆)を焼くときよりも一歩手前。

深すぎても個性が消えるので、こんなもんかと。

うん。仕上がり自体は悪くない。

というか飲んでみないとわからない。笑

色ムラも少なく、美味しそうですね。

なんかいつものマンデリンやトラジャと比べてちょっとカサついてるイメージ。

生豆の時点でなんかカサついてたので。

実力とは一番調子の悪い時のパワー

 

ドキドキ・・飲んでみた!

さ〜〜〜〜お楽しみの時間がやって参りました。

幻のコーヒー、コピルアックくんです。

実は以前、コピルアック自体は飲んだことがあります。

義父のバリ旅行のお土産です。

こちらをアラビカ、ロブスタの両方飲みました。

 

出典:https://bali.joshi-tabi.info/souvenir/kopi-luwak/

以前飲んだ時は、ロブスタもアラビカも、ジャコウネコの力でポテンシャルを限界まで引き出すようなイメージでした。

ロブスタよりもアラビカの方が美味かったですが、アラビカでも食べる実自体が高品質だっともっと美味いなという印象です。

グアって来ますが、豆自体に奥行きが少ない。

ジャコウネコが食べるコーヒーの実自体のポテンシャルが低い。そもそも。

でも面白かったです。これ、ゲイシャとか食べたらどうなるんだろう。笑

さて、自分で焼いたコピルアク、ペーパードリップで淹れてみましょう・・

ミスった

泡立ちが粗い・・・
悔しい・・

これ、大体の場合火力が強いことが原因です。

本来きめ細かい泡がドリップでもこもこ出てきますが、ブクブクと大きい泡が・・

最悪だ・・

焙煎がやや長めだったから、てっきり火力が弱いもんだと思っていたのに・・

焙煎を頼まれてミスるという。

これが実力です。

この粗い泡のときは、少し不味くなるイメージがあります。

味も大味になるというか・・

コピルアックの特殊な生産によって含水率とかが違うのだろうか。。

確かに生豆はちょっとカサついてたしな。

しょうがない・・

これが実力です

気になる味は?

というわけで飲みます。

んんんんんんんんn

ウマ

香りがすごい。す〜〜ごい芳醇

とてもうんことは思えん

華やかな感じになります。

 

インドネシアの豆と言われてもわからないですね

あとはマウスフィール(ザックリと口当たり)も良いです。

シルキーな感じですな。(マウスフィール自体は豆の方のポテンシャル?笑)
えっと〜、表現しにくいですね。笑

そりゃコピルアックにしかない味わいだからアレなんですけども

とにかく美味いですね。これ、1杯8000円と言われたらちょっと難しいですが、人生において、コーヒーライフにおいては一度は経験すべき。

フワ〜〜〜っと芳醇ですね。

香りとか、鼻を抜ける感じが印象的です。

ゲイシャ(エチオピア原産の最高級豆)の方がもっと強烈にぐわっときますが、コピルアックもかなりアダルトな品があります。

インドネシアの豆だと、味に華やかさというよりか、どっちかというとワイルドな感じになりますが、これがジャコウネコの腸内特殊発酵によって繊細になりました。

酸味はローストも深いので、ほぼありません。

ボディ(コクと言ったらわかりやすいかな)も強いですが、インドネシアの豆はもともとボディ強いのでこれは自然のものでしょう。

これ、マジでコーヒーの実自体の質が高いやつを意図的に食わせてコピルアック作ったらどうなるんだ・・・?

と思ったところ

コピルアックの闇

 

ぼくがこれふと思ったんですから、そりゃやりますよね。生産者。

コピルアックの闇は、狭いゲージに閉じ込めてコーヒーの実しか食べさせないようにしてコピルアックを生産しているところです。

出典:http://livedoor.blogimg.jp/shindenforest/

もちろん、全部のコピルアックがそう生産されているわけではありません。

10倍以上の値段で豆が取引されるわけですから、お金に目が眩んだひとはこの方法、やりそうですよね。

このコピルアクを販売していたハロッズというロンドンの高級デパートに、この悲惨な動物虐待とも言える状況を知った人たちが4万人も抗議の署名をされたそうです。

牛とか養殖の魚とかニワトリとか豚とか・・・はどうなるのかちょっとわかりませんが・・

ジャコウネコ虐待だとか騒いでも、人間のこの生きてるだけで自然界に迷惑かけまくりなところから見直さねばなりませんね。

とまぁ、美味しいコーヒーは飲みたいところですが、天然ものだけでいいんじゃないでしょうか。

なにがウケるかって、コピルアックを一番消費してるのは日本らしいですよ。

そんなこんなで、虐待から守るために、科学的にジャコウネコの腸内を再現してコピルアックを作るというアメリカはニューヨークのスタートアップもあるらしいですね。

合成生物学者のカミーユさんと食品科学者のソフィーさんが創業したみたいです。

会社名はAfineurというらしいです。

2日間生豆を独自に開発した技術で発酵させ、ブルックリンのロースター(焙煎所)で焼いているとのこと。

「Cultured Coffee」というらしいですが、日本では輸入販売は行ってないみたいですね・・

残念。価格も150gで3000円なので、破格ですね。

まとめ

さ、今回焙煎から関われたコピルアック、ちょっとローストに未練が残りますが、良い経験ができました。

味も、まぁうんことは思えないほどの芳醇で甘く、アダルトな品があるフレーバー。

あまりに少量生産なのでバカ高いですが、一生に一度くらいは経験する価値があると思います。

インドネシア人の平均月収は3万円ほどなので、こりゃ虐待してでも生産したくなりますわな。

歯がゆい気持ちもありますが、ジャコウネコと今回チャンスをくれたTちゃんにまずは感謝したいと思います。

ここまで読んでくれてありがとうございました^^